犀の角のようにただ独り歩め。おいコラ坊様

 

         

 

のっけからすみません。

今日電車の中から郊外の陽当たりのいい場所に、ずらっと並ぶお墓を見て、

「墓なんてこれ以上増やしてどうするんだ・・・。」

と、思わずつぶやいた山帰り。

 

かつて寺の経営する近所の仏教幼稚園に入った私は、

花祭りには仏像に甘茶をかける前に自分が飲み、

保温器でぬくめられたお弁当を食べる前には、お手手のしわとしわを合わせて

「おとーたま、おかーたま、今日もおいしいお弁当を、

 ど~うもありがとうございます。いた~だき~ます!!」

と大声で合掌したのち喰らいつき、ヒステリーの女性の先生には意地悪をされる

という幼年時代を過ごし、

「世の中には、悟りを開いたという人はお釈迦さまだけ。」

とずっと信じておりました。

 

二十歳を過ぎて初めて人生に行き詰ったとき、

悟りを得たという人間がインドにいる!!!という情報を得て、

言葉も習俗も分からない、聖と俗、汚濁と人間の本質がひしめく

インドに飛びだしてしまったのは、まあまた別の話として。(笑)

 

 

つい最近、自分のなかにあった最後のネガティブの原因が

仏教にあったということに気が付いてしまいました。

けっして仏教が悪い!!と言ってるわけではないですからね、決して。

私にとっては、という話。

 

 

まあそれはそうとして、お墓や戒名という、世界に類例のない

課金制度、永代供養と言う名の永代に供養されない実態、

異常に高いお坊様への謝礼金など、

納得のいかないことが数々ありまして。

 

戒名は別に家族がつけてもいいらしいし、

だいたい一字違うと何十万も金額が違ったりとか、

そんなことが亡くなった人のあの世で一体何の影響があるのか?

本当にそう信じているのなら、オカルティストやスピリチュアリストより、

遥かに驚くべきことだと思うんですが。

 

日本よりずっと熱心で原始仏教に近い他の国に、

日本のような戒名は存在しない。知ってました?

たぶん天皇とかの諡号(しごう、おくりな)の習俗が

平民にもおりてきたんじゃないかと思っているんですが。

そして在日のタイ国籍の方と話した時、

「タイでは僧侶に結婚とか肉食とか、飲酒とか許されないしありえない。

 日本のお坊さんにはびっくりした。」と言ってました。(笑)

 

 

それと日本人の遺体への執着心とかが、

お墓に対する特別な感情につながってるのかと思いますが、

御巣鷹山123便日航ジャンボ機墜落事故があった時の

遺体を探す仕事をしていた人の凄まじい記録をむかし読んだことがあるのですが、

「最後の指一本まで、遺族にお返ししたい。」

という強烈な思い、そしてそれを求める遺族の姿と、

同じ機に同乗していた米国人の遺族たちとの対応の違いに、

非常に驚きました。 

彼らは、

「遺体に魂が宿っているわけではないから、埋まってしまったのなら、

 そのまま山に埋めておいてくれ。」

と言ったというのです。

 

 

・・・・そのとおりだ。

 

 

お年寄りたちはまるでこれから自分たちが墓で暮らすようなつもりで、

子供や孫に「墓を見てくれ。」とか言うけど、

そんなことはよしたほうがいい、と思う。

日本中を墓だらけにするつもりか。

子供達には、「お墓の事なんかなーんにも気にする必要なんてないよ。」

と束縛の頸木を解いてあげて、自由にしてあげたほうがいい。

要らぬ罪悪感や、自分が死んでからも世話やお金をかけさせるようなマネは

しないほうがいい。だって魂がお墓にいるわけじゃない。

そう思ってると行き場が見つからずに、ずっと墓石の上に坐ってることになる。

本当にずっとお墓にいたいの? それなら止めないけど。

 

それと自分の経験から、あの小さな骨壷に、全身の骨が全部入るとか

みんな思ってると思うけど、(←自分もそう思ってた。)

ある火葬場の庭をユンボでかいたら、大量の骨が出て、

運転手が逃げ出したのを見たことがある。

そう、入りきれない骨は、そこにいっしょくたに廃棄されてたのだ

あああああ、そうかああ~~、なるほど。納得。

それでも骨や墓がそんなに重要かな?

 

どんな高貴な身分や、誇った家系でも、必ず断絶する。

家名は絶える。これは世の習い。

そんなものに固執して、これ以上環境破壊するのはナンセンス以外の

何ものでもない気がする。

 

現在の日本人だけが、自然から取るだけ取って何も返さない。

自分の体さえも。

そのまま埋めれば、他の命の糧になるのに。

供養したいなら、自分の庭に埋めればいい。日本の法律ではそれも出来ない。

ガンジスでは川に流すし、チベットでは大人は鳥葬、子供は水葬、

だから魚も食べない。自然に返す。

米国だって棺で土葬し、ペルーなんてミイラになったら自分の家に

飾って毎日ごはんあげたりする。

本当に供養したいなら、身近に置いてあげればいい。

でも、なるべく早く手放してあげるのが一番いいと思う。

故人に執着は禁物。ちゃんと送ってあげるといい。

 

 

そしてこれがホントに言いたかったことなんだけど、

20年近く前に亡くなった父の供養に、離れて暮らす母親が坊さんを呼んだ時、

私が若いころ試しでつくったパースの崩れて処分に困ってた

へたくそなブロンズ鋳造のブッダに、

「ほう、お嬢さんがつくった。それでは御魂を入れてあげましょう。」

とか言って何かしてったという坊様。

どこの誰の!!!?いったい何の!!!魂を入れていった????

まさか親父の????

誰がそんなことしてくれと・・・・・

どーすんのこれ? おいコラ坊様

 

しらんがな

 

 

 

でも坊主バーには行ってみたい(笑)