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ちーば探検隊。❶ 松虫姫と印旛の森

どうも。ちーば探検隊です。

結成間もないもんで、そこはかとなく書き連ねております。

 

ちーばに越して早8ヶ月。

困ったことに今住んでいる引越先とものすごーく馬が合わない。🏇パカパカ  (馬が逃げて行く音)

 

いずこも住めば都と申しますが、

肌が合わない土地って本当にあるもので、

私は生まれ育った浅草が大嫌いでした。💔

毎日本当に息苦しく、それが自然が全く無いせいだと、大人になるまで気付かないでいました。

そして逃げ出す様にひとり東京の西へ西へと、

極楽浄土目指して西遊記して行ったのですが、

それは山へ山へと近づく道でもありました。

→結果まあこんなんなってしまったという。どんなだ(笑)

 

自分に合う土地に生きていれば、

人も植物のように成長するとイギリスの庭師の方が言っていて、

ほんとにそうだなと思いました。

高尾から青梅奥多摩富士山までは、自分の庭ぐらいに思ってました。合ってたんでしょうねえ

 

 

でも時間をかければ今いる場所も好きになるのかも・・・?

 

ちーばと言っても広うござんして、

東京寄りから南房総、日本の最東端犬吠埼や北には茨城の筑波山が控えたりしてまして。

まだ全然よく分かっていないので、

色んな場所を見てみようと思ってるんですが。

 

まあ何と言っても、山がない‼️

起伏と自然の変化が少ない。

でも気候は安定していて、空は広〜い。

そして平らな平野のせいか工場地帯として造成されてるところが多い感じがします。

まあでも畑や田んぼ、植林のあとが見られないバランスの良い森などが多く残ってる印象もあるのですが、

それでも地形のせいで、人が入れない場所というのがあまり無い。

 

私ははっきり言って、名所が苦手です。

というか、人の多い所が苦手。

たくさんの人がいると、その場所に集中も同調も出来なくなる。 自分の気持ちをのびのび拡げリラックスするためには、人のいない、昔からの強い自然が残る場所でなくてはなりません。

そのため、訪れる時間や時期も、人とちょっと違ったりすることもあります。

 

どんなに良い場所も、観光名所となったら

ほとんど訪れることはなくなってしまいます。

もちろんお仕事では行きますが。

 

 

そしてあとは勘、例の直感てやつですな。

これが動く場所、教えてくれる場所と出会いを、

いつもいつも探している気がします。

 

 

仕事柄、地図を見るのが大好きなんですが、

アイフォーンでgoogleマップを自在に使えるようになってからは、

眼を皿のようにして、妖怪アンテナがピピピと立つところを探しています。

 

そんな『当たり』だった昨日のお散歩道。

 

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ほんっとに良い天気で、気持ちの良い風。

そしてほとんど人のいない、様子の良い美しい森。

ちーばで初めての『当たり』感。 

 

直感は間違わない。(・・・だいたいは。)

 

 

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ふと振り返ると、

ものすごく年老いた巨樹がそこにいました。

 

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その根元には、石造りの古い階段がありました。

 

 

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小さな祠は年老いた巨樹に取り込まれて、

まるで異世界への入り口のよう。

 

 

この時つくづく思ったんですが、

車で来たら、この場所は完全にスルーしていたに違いない。  車だと目的地までの往復で終わってしまうことが殆どで、車で入れない自分の足で歩くしかない場所や山こそが、

省くことの出来ない手順や、意志や気力、体力の全てが響き合う体験を作り出す、

今や意識的に得ようとしなければ得られない時間となっているような気がします。

 

 ・・・ま、今日はお散歩なんですが。笑

 

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そして辿りついたその場所の入り口には、

時の流れを感じさせる巨きな樹が。

 

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この場所の名前は、松虫寺。

 

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古木のあまりの見事さに、暫くの間、見入ってしまいました。  スダジイのようです。

ちーばは意外と巨樹が多いなあ・・・。

嬉しい予想外です。

 

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うっすら桃色がかった優しい感じの

小さな山門の奥に本殿があり、

その左手に松虫姫神社がありました。

 

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 なんて可愛らしい。

 

松虫寺の名は、奈良時代  聖武天皇の三女松虫姫(不破内親王)が若くしてライ病にかかり、 霊夢によって導かれ、薬師如来の鎮座するこの地で療養し、

7年のちに完治して奈良の都に帰ったという由来から

だそうです。

東大寺大仏殿より8年?早く、有名な行基が松虫姫の快癒を喜んだ天皇の命を受けて創建したとの事。

 

確かに白いヒナギクの様な珍しい飾りは、

天皇家の印の十六菊花紋。

奥の金襴の幕の刺繍にもありました。

そして本殿の右手奥には、石造りの立派なとても古い、身分の高い人の墓がありました。

松虫姫が亡くなったあと、ご本人の希望で分骨されたお墓なのだそうで、すでに石の柵囲いの中には、古木が残っているだけの様子でした。

 

松虫姫は都に戻ったあとも、波乱の人生を送った方だそうで、天皇が変わったり、政権争いで二度も内親王の立場を追われたり、息子と共に流刑にあったり、しかしやられっぱなしではなかったそうな。

 

あの時代に遥か遠くの東の果てにやってきて、不治と呼ばれた病と若くして向き合う日々に、この場所の自然と地元の人々が、心の支えになったのではないだろうかと考えてしまいました。

そう、はっきり言って、このあたりの自然は非常に美しく、心が癒されるような感じがします。

 

 

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小さな境内に明治に造られた天女と龍の鐘があり、

突かせて頂くことが出来るのですが、

非常に美しい余韻を残す響きを聞くことが出来ました。

 

 

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松虫寺の少し裏手に、

姫のお付きとして都を下った杉自という女性の塚があり、姫が都に戻るときには既に高齢でこの地に残され、都の技術を教え伝えて暮らし、

亡くなったあと地元の方々に

この場所に手厚く葬られたのだそうです。

 

はっきりとどれがそうだとは分からないのですが、

今では静かな道の端にひっそりと樹々たちと佇んでおられました。

 

 

 

お散歩は続きます。

 

てくてくてく

 

 

全く知らない場所を歩くのはほんとにいつもワクワクしますね。

 

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わあっ!

突然目の前が開けて、水の張られた田圃が。

いい景色だなあ〜〜

 

細くて人気のない坂道を上り、

開けた畑と遥か遠くまで見通せる丘を越えていくと突然、立派な社殿が現れてビックリ。

 

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いやこの神社の名前が気になって、

ここを一応目指して来たんですが、

予想外の立派な社殿に、

『なんでこんなところにこんな・・・?』(←失礼w)

 

そしてまたこの場所がちょっと特別な感じ。

 

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森が・・・

 

非常に美しい。

 

そしてもっと驚いたことに、森の中に点在する摂社の数々が、

 

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大山阿夫利神社。(有名な丹沢大山の雨と雷の神)

 

 

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出羽三山。(羽黒山・月山・湯殿山)

 

 

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そしてなんと、三峯神社

 

な、なんで山の全く無いこの場所に、 山岳の神様が?!

しかもどれも非常に自分にとっては縁の深い山々の神社です。

もうここでなんだかドキドキしてきました。(笑)

 

他にも森に埋もれるようにして、

疱瘡の神様や、麻疹の神様、金毘羅さんと香取神社などの小さな祠がありました。

 

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そうそう、この神社の名前は、鳥見神社。

なぜこの名前に魅かれているかは、

いずれまた。(笑)

 

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探していた森の姿が、こんなに近くにあったとは。

 

ちーば侮りがたし。

 

これで人の全くいない、秘密の場所があったらなあ・・・。

 

野望は止まらない。(笑)