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屋久島の怪。不思議なお話し

こちらのブログではお初の不思議話。(笑)

 

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久しぶりに会った友人から、数年前に紹介してもらったその友人、

Nさん(男性屋久島在住)が、つい最近車で事故を起こしたという話を聞きまして。

幸運なことに怪我は無かったそうなんですが、

その原因が、

『山の方から白いものがひらひら降りて来て、

 自分の車の前を横切って、

    それを避けようとして事故してしまった』

という衝撃の理由で、

警察には全然信じてもらえなかったそうなんですが、

この人絶対ウソとか言うタイプの人ではなく、

すんごい朴訥で一般的な欲が全く無い人なんですね。

 

その場所は自動車の死亡事故が頻発しているまさに同じ場所だったそうで、

どうやら大人は亡くなって子供は助かるパターンが多いのだと。

 

そしてその白いヒラヒラは、

『男の子だった。』 と本人が言っているそうなのです。

 

 

屋久島もさまざま不思議話がある場所なんですが、

日本神話の神様にあまり抑えられていない、

太古の気配がそのままで、

日本の山岳には付きものの、鳥居・祠・注連縄は

山中でみかけることはほとんどありません。

 

屋久島には年に2日、島人が山に入ってはいけないとされる日があり、

その日に入山すると『山姫』という

真っ白な肌に紫の髪の美女が現れて、

男性を連れて行ってしまうという伝説があります。

 

私はこの島が大好きで、昔は単独で沢に入って

二泊三日で反対側の白谷雲水峡まで縦走したりしていましたが、

人の気配の全く無い深い森の中でも、怖いと感じた事がありませんでした。

猿には追いかけられましたけど。(笑)

 

十数年以上前、

山から下りて来て夜一人で湯泊温泉の海側の風呂に入りに行こうとしたら地元の人に、

『本当にひとりで行くの? 本当に行くの?』と心配され、

入って戻って来たら、

『何にも無かった? 本当に何にも無かった?』

と聞かれたので、これは何かあるなと思って逆に聞いてみると、

毎夏男性観光客が二、三度、

悲鳴をあげて件の風呂から逃げてくるとの事で、

風呂の中で足を掴まれるのだそうです。

(お湯が抜けてますが、ココのことですね・・・↓)

 

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そしてその時に聞いた『つい最近起こった話』なんですが、

山仕事に入った人が、どこからか

『おーい、おーい』

と呼ばわる声を聞いて、

ああ、こりゃあ道に迷ったんだなあ と

『おーい、おーい』 と返事をしたら、

その声はだんだん近づいてきて、ふと気が付いたら

目の前で『おーい、おーい』と声が聞こえるのに姿が見えない。

しまった! と思って近くの作業小屋に駆け込んだら、

今度はその小屋がゆさゆさ揺らされた、

とまあそんな事があったと言うことで。

 

おおお、ここにはやっぱり精霊か妖怪か、まだまだ生き残ってる~~~と

感動していたんですが。(笑)

 

実はこれにそっくりな話が、どうやら色々な場所であるみたいで、

毎年ガイドで訪れる北アルプス裏銀座縦走で、

5日間ぐらいかけて鷲羽岳水晶岳などの黒部の源流部を廻るのですが、

有名な三俣山荘の前のご主人、北アルプスの開拓をされた

昨年亡くなった伊藤正一さんの 『黒部の山賊』 という本

だったと思うのですが、

薬師沢を上がったすぐ上にカベッケが原という笹原があるんですが、

そこで 『おーいおーい』 の呼びかけに返事をした人がいなくなってしまうと言うパターンで、

全く同じことが度々起こっていたらしく、

何人もが神隠しに逢っていたというのを読んで、本当にびっくりしました。

3日後ぐらいに発見されることもあったらしく、そういう場所なのだと。

 

カベッケというのは、カッパのことだそうです。

なのでここでは、『おーい』 という返事をしてはいけなくて、違う答え方をすると書いてあったような気がします。

またうろ覚えですみません。(笑)

 

 

              

 

(↑ご興味があればぜひ。

     伊藤さんが体験された人跡未踏の時代の

   黒部源流部のお話しです。)

 

 

 

 

 

 自分が前回個人ガイドで

6名の方をお連れした時も、

ちょっと不思議なことがありました。

 

島キャンプは海も山も川も遊び倒すのが

モットーなので、(笑)

必ず満月がどこかに入る様に日程を

セッティングするのですが、

この日は満月の晩に白谷小屋に泊まっていたので、

太鼓岩という 『もののけ姫』 のモロの岩屋のモデルになった大岩に行きましょうと

ご案内していた時のことなんですが、

何匹もの鹿達と出会いながら、

闇の森を歩いていき、

岩に上がりきる前の急階段の途中で坐って、

ちょっと休憩して

ヘッドランプの明かりを消して闇を感じてもらっていました。

 

すると上手く説明できないのですが、

ちょうど猿ぐらいの大きさの丸いものが、私の左手の木の樹上から幹を伝って

ゆっくり降りてくる感じがして、

ああ、なんか来たなあ・・・

と思ったんですが、皆さんが怖がるし、

よく自分も分からないものを言う必要もないので

黙って坐っていたら、

ちょうど私の下に当たる位置に坐っていたMさんが、

『なにかが触った!!!!』 と言って驚いて泣き始めました。

 

『だいじょうぶ、だいじょうぶ。何もしない。

   こんな夜中にこんなところに人がいるんで見に来たんでしょう。』

 

 

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 なんていう不思議なことも、実は自然のなかでも日常でもよくあることで、

よく耳を澄まし、目を閉じて感じ、

そして澄んだ瞳で静かに見る。

 

そんな時間が、皆さんにも訪れますように。

 

 

 

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幸せのお福分け。

 

 

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 永く長く、あの自然の命が続きますように。