おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

青木ヶ原樹海と洞窟。最強のおすすめヘッドランプ

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 イイお天気に恵まれた先週、

青木ヶ原樹海歩きと洞窟のご案内に行ってきました!!

 

今回、過去最高齢(~70代)の皆さま16名をお連れしてのガイドでした。

 

 

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よか天気~~~!!!快晴で暑いぐらい。

 

世界遺産になる何年か前から、

規制が非常に厳しくなった富士の樹海と洞窟。

特に富士風穴やその他の氷穴など、崩落の危険があるためと、

天然記念物に指定されているため、

現在は申請して許可が無ければ入洞することが出来ません。

 

昔はありとあらゆる洞窟に、入ったものですが・・・・。

 

 

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富士風穴の入り口。 すでに寒いぐらいのマイナスの冷気が上がってきます。

 

 

 

 

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冬の樹海の青いきれいな空。



 

 

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黄葉の樹海と地から立ち上る靄。



 

 

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雪の樹海と巨樹。



 

 

樹海の洞窟の中は、季節が地上と二ヶ月違いで遅くなります。

つまり地上の10月は、洞窟の8月。

最も気温が高く、氷が溶けてくる時期でもあります。

 

ちなみに今年の2月の様子はこれ。

 

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見事な氷筍(ひょうじゅん)と氷柱の数々。

 

 

 

普通の登山とはまったくちがう青木ヶ原樹海歩きと洞窟。

 

方向のまったくわからなくなる樹海の深い苔の森と、

この森が出来るまでの富士山との歴史。

 

そして数々の洞窟や、決して目の慣れることのない真の闇。

驚くほどの美しい氷の世界。 

 

迷うということが、本当はどういうことなのか、

日常の生活とはまったく違う感覚が自分の内から立ちあがるのを

初めて体験することの出来る他にない場所。

 

 

樹海で出会う鹿などの動物たちは、ここが家なのだ・・・・。

彼らは迷うことはないのだろうか?

 

★すでにアイゼン使用での入洞は禁止されました。

 各洞窟への入洞には、事前の申請と報告が必要になっております!!  ご注意下さい。

 

 

ここに行くには、しっかりした軽アイゼン

(おもちゃのような2本爪とかはダメです ・・・・)、

そして破れても良いカッパ(溶岩洞窟は、こすれれば破れます)、

そして手袋(手袋は軍手でも良いですが、手が冷たくなるので暖かいものを)

最後にコレがなければアウトなのはヘッドランプ

(手持ちのものは両手を使う場面ではNGなのです)

あと、あればヘルメット。ですね

 

 

アクティビティが結構ハードなので、

以前は若い方しかお連れしなかったのですが、

今年は依頼があったので、状況でルートを変えながらチャレンジしております。

全身が不自由なく動くうちに、

そして自然が変化を迎えて姿が変わってしまう前に、

チャンスがあれば、ぜひ体験していただきたい大切な場所です。

 

 

この20年ほど入ってきましたが、

森の様子も変わってきましたし、

以前はよく行っていた本栖第二洞窟などの夢に見るほど美しい

氷の部屋を深くに持つ所も、

崩壊の危険があるために、入洞禁止になってしまいました。

 

 

それと、日本の場合は世界遺産と観光地化は同時進行なので、

その名の陰で樹海の奥の以前は樹海だった場所が、

多く切り開かれているのを心折れそうな気持ちで目にしています。

 

 

ゴミを捨てたり、大量に入る人たちを規制したりするのは

いいことなのかも知れません。

ただ自由に入れた時代の人間からすると、

だんだんと富士山の周囲や樹海が、足が遠のく場所になりつつあるのも

事実なのです。

時代の波がこのような場所に押し寄せるのを目にするのは、

言葉に出来ない、砂を噛むような思いです。

 

 

 

さて、夜の山や森で行動する時や、

そして災害時にも、家で夜寝転がって本を読む時にも

非常に役に立つヘッドランプ

個人的には一人に一個あってもいいほど。

 

 ちなみに私が現在使っているヘッドランプはコレ。

 

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ブラックダイヤモンドのストーム。BD620611

待ちに待った防水、しかも160ルーメン!!!

水深1mに30分水没しても大丈夫だそうです・・・!!! IPX7防水。

君を待ってたんだ!!!!

照射距離70m、電池寿命200時間、単4アルカリ4本、電池込重量110g、

照射時間(high)17時間、残量表示。

 

 

ルーメンというのは光源の明るさのことで、

割と皆さんリーズナブルなLEDの小さめのものをよくお持ちになるんですが、

洞窟の真の闇や、月の無い新月の闇歩きや深い森の中では、

光量がぜんぜん足らない、ということがすごく多いです。

ほぼ足元がちゃんと見えずに、コワイ思いをしたり、

ちょっと危険なこともあるので、

私はある程度の明るさと持続力のあるヘッドランプをおススメします。

災害時や、頭に着けると、自分の見る方向を照らしてくれるので、

最近は夜の手元にも置いています。

 

 

このストームのすごいところは、

まあ名前の通り嵐にも強い防水性と、

点灯のバリエーションですね。

 

 

 

↓ ひと押しで真ん中の強めな明かりが点灯。

強烈なスポットで、長距離モード。

 

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↓ ニ度押しでまわりの二つが点灯。

ソフトな照射で近距離モード。

 

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三度押しで連続フラッシュ。

緊急時や、合図に使えます。

 

↓ そして3秒の長押しで赤いランプが。

動物たちを夜間に観察する時に、欲しかった機能wwww

目に眩しくない光りです。

 

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そして上記のフラッシュ以外で、

長押しすると、明るさをじんわり弱めることもでき

(ディミング機能 霧の中など明るすぎると視界が悪くなる場合など)、

その上右サイドに軽く触れるだけで、瞬間的に元に戻したり。

 

 

そして最後に荷物の中でスイッチが押されて点灯してしまわないように、

6秒の長押しで、ロックがかかります。

なんて多機能なんだ・・・・・!!!!

 

最初の頃は多機能過ぎて、使いきれませんでしたけど。(笑)

お値段以上な優秀さです。

 

 

そして山では必ず換えの予備電池を用意するものなのですが、

単独だと夜歩いていて、電池切れて変えたりとか、

実際かなり難しいんですよね。

なので私は満タンに充電した予備の軽量ヘッドランプを必ず持参しています。

ガイド中は、お客さまのライトが不調の緊急な場合にお貸ししたりもよくあります。

 

予備にはこちら。

 

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同じくブラックダイアモンドの たぶん今はもうないモデルなのかな?

カモフラージュ柄で、防水機能は無し。

¥3000台ぐらいの価格帯だったような気がします。

小さめで軽量で、光量は充分なので、もしもの時や、ほぼ長い時間は使わないな・・・という時に必ず持っていく一品です。

ただこれ一点難点があって、開け閉めにコインを使わないといけないタイプで、

結構やりにくいんですよね・・・。

ストームも、最後の締めはプラスのネジ式なんですけど、

ぜんぜん電池交換はしやすいです。

 

ちなみに私はパナソニックの充電式電池を使っております。

電池の廃棄が減って、本当に嬉しいです。

 

 

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ストーム ヘッドランプ BD620611 レボリューショングリーン/Revolution Green

 

 

 

そしてこちらは、

            

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ストーム BD81089 アルミニウム

 

 

同じくブラックダイアモンドのストームニューモデル。BD81089

350ルーメン!!!

やっぱり最初のストームが高ぇよ!って声が多かったんでしょうか・・・。

 

 

Black Diamond (ブラックダイヤモンド) ストーム オクタン [並行輸入品]

 

 

 

375ルーメン・100m照射・310時間(低照度)・120g・防水IP67。

どんどんハイスペックになっていきますね・・・。

          

           

日帰りの山でも、

必ず必要な、いざというとき役に立つ本当のお守りです。

地震や災害の時にも必須の品ですね。

 

 

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